2025-07-26

農業のことも答えてくれるAI

日本、暑いですね!
・・・暑すぎて語彙が尽きてきました・・・

暑くてトマト栽培も苦戦中です。
葉の先が縮れたような株が多く発生し、何が原因? どうしたらいいの? と悩んでいました。
もしかしてAIに聞いてみたら答えてくれるかも? と思い、葉の縮れも含めて気になることを入力してみると、意外な答えが返ってきました。

・それはカルシウム不足ですが、暑すぎて水不足になったことから連鎖して生じている現象です。
・まずは水を切らさないように朝晩2回与えてください。
・応急処置として、塩化カルシウム溶液を霧吹きで葉全体にかけてください。

トマトのカルシウム不足は有名な現象なので意識はしていて、植える前に卵の殻肥料を混ぜたりしているのですが、水不足から連鎖してカルシウム不足は思いが至りませんでした。
塩化カルシウムも応急処置用に持っていたのですが、このタイミングで投入するという思いつきもありませんでした。

本当に暑すぎて、朝も7時あたりまでに水やりを済ませないと人間がバテてしまいますが、なんとか早起きして朝の水やり、夕方になって日が落ちる前に水やりと回数を増やし、更に塩化カルシウムの霧吹きも繰り返したところ、1週間くらいで改善し始めました。

農作業経験者ではないAIから的確な回答得られるのは、ちょっと不思議な気分です。
こういう時、あえて私はAIに「情報源はどこ?」と聞き返すようにしています。
そうすると更に意外な答えが。

・日本語の情報源は少ないが、海外のサイトには農業系の学術論文がある
・それらの情報を基に、症状の詳細から関連しそうな原因を組み立てた
そうです。

ほえー、言語の壁だけでなく、それを咀嚼して組み立て直すところまで繋げてくれるのですね。
もちろん問題を解決してくれたこともありがたいのですが、それにも増して嬉しいのが、日本だとデジタルな空間で野菜の栽培について詳細な話ができる場所が見当たらない中、人間を飛び越えてAIが話し始めたということです。
年代的な側面・住んでいる場所・これまでの仕事歴から、こういうマニアックな話? ができる相手がいなかったので、ちょっと寂しかったのです・・・

ついでに深掘って別の話してみると、また面白い回答を得られました。
その話は、もし実現すると、割と画期的なことになりそうです。
(ヒント: 私が10代の頃は、まだ日本でITエンジニアという職業の規模が小さかったので、化学方面の仕事しようと勉強していました。その時の内容につながります)

その前にAIから「あなたはせっかくマニアックなことやってるんだから、自分が取り組んでいる農業の情報をデジタルで発信すべきだ」と注意されちゃいましたが(笑)
他の課題が山積で、なかなか前に進めないんですが、AI含めて?方々から背中を押されているようですので、できる範囲でがんばるます(アーニャ風)

2025-07-18

物理的な壁

さて、明日から3連休だそうです。
私は「奪われたものは一向に戻らないまま、とにかく義務を果たすため」、普段の週一休みと何ら変わりのない週末ですが・・・

日本はこの週末、選挙があります。
このブログは政治的な主張などは書きません。誰が正しいというものでもないので、各々が自由意志に基づいて思いを馳せましょう。

とはいえ、政治的なことは語らずとも、職業柄なのか、選挙のタイミングになると、ちょくちょく聞かれることがあります。
それは
「投票所行くの面倒くさいです。なんかスマホとかで便利にならないんですかね」
というご意見です。

これは私なりには答えがありまして・・・
結論から言いますと
「危ないからやらない」
に尽きます。

コンピュータのセキュリティが何々という話はよく出ますが、セキュリティの話は突き詰めると「確率論」です。
守りを突破される可能性がゼロにはならないけど、突破したときの利得と、それにかかる見込み費用を比べて、突破するのにお金かけるほうが損だと思わせることに集約されます。
例えばオンライン決済なども、間違いなく決済できる上限額があります。最悪突破されて被害が出ても、その範囲内であれば保証しようか、というスタンスでサービスを営んでいたりします。

かたや、日本という国を丸ごと手に入れる可能性すらある「選挙制度」が乗っ取られたりすると、金額に換算すると膨大なものになるどころか、それこそ取り返しがつきません。とんでもない大金をつぎ込んでくる勢力が出現する危険も出てくるでしょう。
それ故に、そうそう簡単には突破できない「至る所にある投票所で、物理的に紙を投入するしかない」という方法が、極端に破壊の難しい壁として使われている、はずです。

おそらくその観点だと、郵便投票ですら危ういです。偽造もさることながら、かなり直接的に金銭買収が成立してしまいます。投票所で誰かに人が付き添って「○○さんって書いてくださいね〜」とか誘導してたら、すぐに見つかってしまいますが、郵便ではそうもいきません。投票用紙が届いて締め切られるまでの間を見計らって、何か企む人が大量に出てくるでしょう。

てなわけで、選挙が不便なことは、セキュリティ上仕方の無いことです。
毎日開催してるわけでもなく、数年に一回のイベントなので、ちょっと面倒ですが足を運びましょう。

2025-07-12

AIが呼ぶ新しいコンテンツ

6月下旬あたりから続いていた暑さが少し一段落して、暑さに弱い私は少し落ち着くことができる貴重な日を得ることができました。
特に今日は週一の休日だったこともあり、とても有意義な回復時間を得ることができました。
また週が明けたら暑くなるみたいですが、少し頑張れるかな。

さて、引き続きAIが何かと話題上がることが多く、私も結構人間に対する辛辣な意見を書いたりしていますが、こんな時だからこそ、人間の人間たる部分に期待している部分もあります。
その一つとして、「上手くAIを使った新しいコンテンツが生まれるであろう」という期待があります。

「コンテンツ」と曖昧な書き方をしていますが、正直なところ、どの形で出現するのか予想がつかないです。
小説・漫画・アニメ・ゲームあたりは「既存の枠組み」で想像しうる部分ですが、全く違うジャンルとして出現するかもしれません。

この文脈で思い出したのが、2000年代前半・中盤あたりに出現した「Flashアニメ」です。
その当時、アニメを作るとなると莫大な予算が必要なことは当然で、誰かが思いつきでアニメを作るという発想は基本的に無かった時代でした。
そんな中、Macromedia Flashという(限定的ではありますが)アニメーションを作成できるソフトと、買いやすくなったパソコン事情、アナログモデムを脱却してやや速くなった通信回線等が重なり、立て続けに楽しい作品が出現しました。
当時は雨後の竹の子の如く沢山出ていたように記憶していますが、その後も長く続く
「秘密結社鷹の爪」
「やわらか戦車」
あたりは印象深い作品です。

当時はFlashによりアニメ制作に一種のコスト破壊と発想の破壊が起きたことがきっかけでしたが、今はあの時のFlashがAIに替わっている状況です。
AIはより柔軟な仕組みになため、発想の破壊も良い意味で予想できない方向に発揮されるのではないかと見ています。
コスト破壊は確実に実現しています。労働集約的な作業が必要でコストがかかりすぎたことも、今では月1万円以内くらいの課金でも昔とは比較にならないパワーが発揮できます。
AIでプログラムを作ることができるようになったため、新規のゲーム制作者が現れる方向が順当かもしれません。

とはいえ、やはりその中心には「コンテンツの核になる部分」は必要です。最近ちょくちょく、短いプロンプトで適当に生成したっぽい作品(のようなもの?)をよく見かけますが、ただ平板に生成画像や動画を出しても、受け手には全く楽しくない内容なことが殆どですが・・・個人的にはノーコメントで。いずれ分かると思います。

でも、その「核になる部分」を既に持ち合わせている人にとっては、絶好のタイミングだと思います。
存分に弾ける時です!
年齢も関係ないです!
むしろAIが「ITスキル障壁」のようなものも上手く取り除いてくれるので、より参加しやすいのではないでしょうか。若い人に限らず、むしろもっと年上の方とかも参入してくれることも期待しちゃいます。

私も50代近いオジサンですが、いまだに「新しいコンテンツ大好き人間」です。特にギャグ系のコンテンツは大好物です。時代の転換期に現れる彗星を楽しみにしています。

2025-07-08

日本の雇用、もう終わりそう

こんにちは。毎日暑いですね・・・
私は、夏風邪は過ぎ去ったのですが、その際に腫れていた箇所の治りが悪く、痛みで睡眠が浅くなる問題に苛まれ、ちょっと仕事が辛い状況です。
時間が解決するしかない部分もあるのですが、やはり過労気味なのか、回復が遅く。
引きずると余計に仕事に影響が出るし、どうしようかと悩んでいる日々です。

さて、そんな中ですが、最近のAIに関して研究で発見されたことで幾つか興味深い内容を見つけたのですが、これは日本の雇用に結構影響するぞ、というものを見つけましたので、その概要を書いてみたいと思います。

その研究では、最新のAIを使ってこんなことを実験してみたそうです。
1. まず、「韻を踏んだ詩とは、どういうものですか」のような、概念的な質問をしてみる。
2. 「では実際に、韻を踏んだ詩を作ってください」と指示してみると、間違った回答を返してくる
3. その間違った回答に対して「これって韻を踏んでいますか?」と聞き返すと、「これ間違っていますね」と返してくる現象が起きる。

※「韻を踏んだ詩」の部分は、もっと沢山のジャンルが用意されていて、いわゆる文系の能力だけでなく、理系の能力も計測したそうです

どのAIに見られる特有の現象というものではなく、幅広いAIで観測されたそうですが、より「高性能」とされているAIで、この傾向が強く出ていたそうです。

一見すると「AIまだまだだな!」みたいな内容に見えますが、むしろ人間・・・特に日本で「雇用されている人」にとっては、かなり劇的な影響があると思います。

なぜか。
この現象、別にAIに限った現象ではなく、人間にも起きているからです。
ざっくりな分類になりますが、いわゆる「学歴SUGEE」「資格SUGEE」みたいな人に多いと思います。
高性能AIで出やすい傾向から見て、人間でも「高性能目指したけどボタンを掛け違えてしまった」人で起きているという仮説も立てられそうです。

そしてここからが本題。
AIの場合、このようなこと起きてるみたいだと分かれば、対策が取られます。よく「リビルド」と言われますが、それまでのAIモデルを一旦無しにして、再構築をかけることができます。すぐには解決しないかもしれませんが、ここのところのスピード感見ると、1〜2年後には解決してるように予想しています。

反面、人間でこれが起きると・・・特に日本の雇用環境で現在起きている問題の一つである「過剰な○○ハラ主張」が重なると、滅茶苦茶しんどいです。
本当は人間だって「学び直し」が必要なのですが、学ばない人が叩き返し手段として「○○ハラ」乱用を使ってくるので、とても面倒なことになります。学習コストかけても返ってこないどころか余計な損失を生む危険性すらあります。

日本の雇用に関する縛りが強すぎて、もう出資する側としては「人間なんて雇わん、数年経ってAIが解決するまで、しばらく待つか」という動きが加速するでしょう。
そうなると、直近1年以内ですら、いきなり「採用控え」が加速するかもしれません。AI側が解決してしまったら、それこそ永遠に「もう日本型雇用は終わり!」宣言する企業も出てくるでしょう。

そして、また「企業が悪どい! 倫理観が無い!」みたいにギャーギャー騒ぎ出すのでしょうが・・・倫理観無いのどちらですか? 今の日本の雇用慣例は、やたら労働者側が守られていますが、自動車の免許で言うところの「交通弱者」みたいな概念で、よく左側から割り込んですり抜けしようとする原付バイクの発想と、たいして変わらんのですよね。

無論、AIが持っている、この現象自体に気付いたのは人間です。AI自体を作っているのも、今のところ人間です。実際AIにはできない仕事もあります。その部分は残っていくでしょう。
しかし、「自分はアップグレードしない、癪に障ったら○○ハラ主張で叩き返す」タイプの人は、もうそろそろ限界が来そうですよ。
確かに自分の能力に足りない部分があったということを知ると、ちょっと辛いですよね。でもそれに対する対処法を間違えると、AIなど自分以外の部分での変化などが重なり、かえって疎外される結果になることもあります。○○ハラを訴える前に、心理カウンセラーなど専門家に頼ることも検討してみてはどうでしょうか。

自分自身が○○ハラで何度か痛い目に遭っているので、ちょっと語気が強くなってしまいましたが、むしろ本音を書いてみました。良い意味で環境の変化が起きることを願うばかりです。