夏が来ました。
昼前で既に30度は超えていたでしょうか。日差しも強烈です。
トマトもぐんぐん育っていますが・・・まだ小さい苗は、なんと焦げたというか焼けたというか、だめになってしまいました・・・
小さい苗の管理、もうちょっと考えないとなぁ・・・
トマトの状況については、もう少し成長してきたら、詳しく書きたいと思います。
さて、引き続き、AIで物事がどう変わるとおもいますか? という質問をよくいただきます。
厳密に分類すると、私は「AIの専門家」ではないので、踏み込んだ回答まではできないのですが、おそらく近場の仕事をしている身として尋ねられるのかな? と思いつつ回答しています。
そんな中でここ数週間芽生えてきた考え方として
「ホワイトカラーは『大吟醸化』するだろうな」
という概念が出てきました。
大吟醸とは日本酒の種類の一つです。
お米の粒は外側と内側で味が違って、内側にいくほど「雑味」が少ない味になることを踏まえて、お米の外側を多く削って作る日本酒です。
この削る作業を「磨き」と呼びます。
大吟醸でないお酒でも「磨き」は行いますが、大吟醸と名前を付けるには、50%以上を削る必要があります。
超高級酒の場合は70%も削ってしまい、残り3割でお酒を造る場合もあります。
そうすることで、雑味の無い、とても澄んだ味わいになります。
いわゆるホワイトカラー人材も、このような「磨き」が発生するのではとみています。
本当に今後も「ホワイトカラー」を貫きたいのなら、相当磨かなくてはなりません。
なぜなら、すでに相当磨かれたAIという存在が出てきたから。
ましてや、挨拶もせずそっけない態度で「それって意味あるんですか?」みたいなこと言ってたら、相当な磨きが必要でしょうね。それでも許されるだけの超越した能力を持つ人って、どれくらいいるのでしょう。
とはいえ、全てに対して悲観的になる必要もありません。
なぜこの例えかというもう一つの理由がありまして、「その磨いたお米、どうなるの?」という続きの話があります。
簡単にまとめますと「別のものになります」。
高級酒ではない普通のお酒になったり、米粉としてお菓子の材料になったりします。決して捨てられてしまうわけではありません。
でも人間って良きも悪しきも「欲」があるので、置かれている立場を勘違いした上で腐ってしまったら、それはもう「廃棄物」になるしかないですね。
また、日本酒は必ずしも「大吟醸」だけではないです。
お米自体が美味しいので、あえてあまり磨かないで「お米そのものの味わいを楽しむ」品もあります。
人間に例えるなら、飾り気はなくても楽しいキャラクターの人など、AIに置き換えることが難しい「有益な独自性」を持っている人は、これまでとは違う形で活躍する可能性も秘めていると思います。
AIが進化したからという理由で、人間の存在そのものが脅かされる心配は、今のところあまり無いかなというのが、率直な感想です。
ただ、AIが出たことで、周囲の状況は明らかに変わっています。
ホワイトカラーだと威張っていられる時代は正直終わりました。そこに残りたいなら、これまで以上に、人間としての磨きをかける必要があるでしょう。
状況が変わったことに気付かない、または変わったのに適切な行動が取れないという理由で「腐ってしまった」なら、残念ながら「捨てられるしかない」です。
正確に統計を取ったわけではないですが、あくまで身の回りを見渡した限りですが、おそらく8割方の人たちは、あまり気にせずとも、その人の調整力で上手く場所は見つかると思います。
残りの2割の方が問題ではありますが・・・楽したい・威張りたい・ちやほやされたい では、腐っていくしかないと思います。
あまり面倒なことに巻き込まれたくないなぁというのが、私の正直な感想です。
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