まだ詳細は出せないのですが、とある媒体から取材に来ていただきました。
もう最近はオンラインミーティングばかりで、パソコン周りだけ片付いていればいっかー、という調子で、他のところはかなり適当な状態でしたが、お客様が来るならそうは言ってられないと、一念発起して掃除を行っていました。
久しぶりに体を動かしたので若干筋肉痛気味ですが、気分良いですね。
これをご存じの方は経験者またはマニアックな方だと思いますが、もう100年以上前(大正時代、まさに鬼滅の刃の時代ですね)に、日本の森田さんというお医者さんが考えた「森田療法」といわれる、メンタルを病んでしまった人への治療法があります。
100年経った今でも「割と効果あるよね」と言われる治療法なのですが、ここでは詳しい内容は省き、すごくざっくりまとめると、
・とにかく病み過ぎているときは休む。何にもしないでひたすら休む。
・動けるようになってきたら、できることから少しずつ何かやる
というものなのですが、その中に「掃除」という項目があるのです。
なんで掃除? と思っていたのですが、
・作業としては割と手軽。超絶技巧とかは不要。
・軽い運動になる。軽い運動がメンタルに良いことは、現代の研究でもよく挙がってくる。
・結果が明確で達成感がある。埃払いとかすると、もやっとした見た目がクッキリしたものに戻る。
・カビやダニの住処が減り、間接的に? 体への負担が減る
と、結構いいことずくめです。
お金持ちの方なら他人に依頼しちゃうかもしれないですが、他人に依頼したら「自分の運動」にならないんですよね。キングボンビーで仕方なく自分でやったものの、結果としてはそれがベストだったのかもしれません。
そういえば昔、とある会社のお話なのですが、その会社では清掃業者を雇わないで、社長さん自らがオフィス内を清掃して回っていたそうです。
普通の従業員の方は「社長、暇なんじゃないですか〜」なんて話されてましたが、詳しい理由を知っている方から
「あれ、社長なりの『見回り』なんですよ。様子がおかしい社員とかを事前に察知して、事故にならないように先手を打つ、その情報集めなんです」
と聞いて、ほー、そういう視点もあるんだー、と思ったことがあります。
いずれにしても、掃除という一つのキーワードでも、なかなか奥深いものがありますね。
あまり忙しさにかまけて掃除を放棄せずに、たまには気分転換も兼ねて掃除するようにしようと思い直しました。