やっと肩の荷が半分くらいおりたものの、まだまだ予断を許さない弊社ですが、また面倒くさい事件が。
去年夏頃に、ちょっとだけ関わったものの、プログラムの状況が酷かったため、緊急対策費用5万円だけで続きを断った会社があったのですが、何やら問題が起きたらしく、苦情というか怒鳴り込みに近い形で弊社に電話してきたのです。
いや、保証も切れてますし、これ以上は関われませんとお伝えしたはずですよ、と言っても
「おまえに問題がないことの証拠を出せ」
証拠出せと言われても、それ自体に手間がかかるのでお代をいただかないと困ると申し出ても「おまえのところの都合なんて関係無い。うちが困ってるんだ」
あー、これ面倒くさいパターンだなーと思い着信拒否設定すると、しばらくすると別の番号から電話が。
「○○だ。着信拒否とは何事だ。逃げようとしているのか」
なんと番号を変えて電話してきました。
うわー面倒of面倒! と思い、着信拒否を設定したものの、同じ事が更に数回。
そこで気付きました。
あ、この人、大量にSIM持ってるな、と。
一般の方はあまり知らないかもしれませんが、法人契約すると、社員全員分の携帯に使うSIMが必要になったりするので、意外と簡単に大量購入できてしまうのです。
えー、その手を使うかー、と、ちょっと引きました。
(というか、そんなことに経費使うなよと思いますが)
ちょうど急ぎで打ち合わせが必要な可能性のあるお客さんが1件、融資の件で銀行と連絡を密に取らなければならなかった状況もあり、むやみに着信音自体を切ることはできません。
また、お客様毎に電話連絡のスタンスが違って、メール使えるのにフランクに電話してくる方とか、逆に本当にまずい状態にならないと電話かけてこない方とかもいらっしゃったりします。後者の方が偶然大問題に直面してたりした時に、迷惑電話のために着信音切っていたりすると、それこそまずい状況です。
とりあえず、電話連絡が取れないと困る方、先の例のように本当に緊急でないと電話をかけてこない方には、個人の電話番号をお伝えし、全員と連絡が取れたところで会社の電話番号のほうは着信音を切ることで一旦は落ち着きました。
(普通にチャット連絡できている方は、特に連絡せず、継続してチャットで対応してました)
ただ、根本的に何か対策を打たなければ、と同時に思いました。
実はそれまでも、ここまで酷くはないものの面倒だなと思っていたことはあったのです。
一度発注したものの品質が酷くて断った会社が「担当が変わったんで事情知りませんでした〜」と何度も営業電話してきたり、個人の電話番号のほうも、自分に「社長」という肩書きがついたと知った途端に、「おまえは社会悪だ」と言わんばかりの口調で不満の捌け口として電話してきたり。
(起業したての社長なんて、平社員以下ですよ、ほんとに)
そこでこのような対策を考えました。
一旦今使っている電話番号は、会社・個人共に捨てます。
新しい電話番号は、公的機関と銀行にしか伝えません。
その代わり、CTIを導入し、「相手一人ごとに1つの電話番号」を発行します。
(ご存じない方へ:CTIとは、ざっくり言えば、会社ごとに電話交換機を構築できるシステムのことです)
名刺には電話番号は書かず、実際に商談が始まった時に新しい電話番号を発行して、この個別の電話番号を伝えます。
上記のように、公私ともに「モンスター化した人物・会社」は、電話番号ごと消します。そして電子的連絡手段以外は連絡が取れないようにします。
(メールとかなら、すぐに「ゴミ箱振り分け」できますしね)
まあ経費はかかりますけどね。仕方ないです。
改めて思うのは「ストレスは最大の金銭ロス」になります。
そのロスと経費とをどうバランス取るか、ですかね。
CTIをこんな用途で使おうとした人はいるのでしょうか?
また他の思いもよらない用途もあるのでしょうか?
嵐が去ってなんとやら、今後どうなるか、ちょっと楽しみにしています。
なお、自宅開業なので、登記簿とか見て自宅突撃してきたり、ストーキングしてきたらどうするの? と思われる方もいるかもしれませんが、「帰って下さい」といって対応しません。それ以上しつこく来たら「不退去罪」や「ストーカー規制法」など、立派な犯罪行為になるので、警察が動いてくれます。
電話だけだと、法律にひっかかりにくいんですよね。
かけてくる側も、よく分かっているんですよ。そこが悪質たるゆえんです。
逆に自宅突撃、思いのほか無いですよ。
今日はお休みなので、ちょっと長めに書いてしまいました。
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