こんばんは。
このブログの最初の記事に、システム業者に見積もりを出すと高額な見積もりが返ってくること、そしてその理由というお話を書きました。
以前書いた内容については一つの実状としてあるのですが、また違った理由で高くついてしまうケースもあります。
システム業者のソフトが高い、別の理由
業者から提示される契約書を見ると、「所有権はあなたのもの」と書いてあることがよくあります。
例えば家を買うとなると高額になるのは当たり前ですし、なんだか有利な条項に思えるのですが、買う側としては、これがなかなか曲者です。
例えば家を買うとなると高額になるのは当たり前ですし、なんだか有利な条項に思えるのですが、買う側としては、これがなかなか曲者です。
まず、これは法律の話になるのですが、自分の所有物は自分で面倒を見なくてはいけません。
持ち家だと給湯器が傷んでも自分で交換しなくてはならないことと同じです。
それでも、給湯器なら10年くらいは壊れないですし、規格品が売られているので、まだ何とかなります。
ところが、一点物のソフトだと、中身がどうなっているのか分からないケースが大半です。
そうなると何か変更を加えたい時、元々そのソフトを作った業者に依頼せざるを得なくなるのですが、そこがまたソフト業界の「儲けどころ」で、業者としては美味しい話になってしまうのです。
ひどい話なのですが、これを狙って絶妙に粗悪なソフトを作って、元の欠陥とも何とも言えないところで「それはお宅さんの『ご希望』ですよね?」と言わんばかりに、更に高額な変更費用を請求してきたりします。
所有権なんていらない?
ミツユビ工房では、ちょっと大胆なことを考えています。
例え最初は一点物として作るとしても、所有権はお渡ししない代わりに、その制作費は請求しません。
あくまで月額の使用料(今風に言うところのサブスクです)で考えています。
もちろん、大切な顧客情報を漏らすようなことはありません。
ですが、少しだけ便利にしたいなー、くらいの機能であれば、所有しなければならないほどの秘密が詰まったソフトにはならないことが大半です。
似た依頼が来た場合、それをうまく流用することで利益を上げようと考えています。
作ったソフトウェアは技術の入れ替えにより数年単位での更新作業も必要になります。
その点についても、更新費用は全く請求せず、こちらで上手く調整します。
ソフトウェアの技術者は、似たものを上手く使い回せるか、手入れが上手くできるかといったスキルが重要視される職業です。
単に双方のメリットという考え方だけでなく、技術者としての腕の見せ所でもあると思っています。
珍しいことではありません
実は、このような業態の会社は既に存在します。
存在はするのですが、ほとんどの業者が中〜大企業向けに売っているので、高機能だけど高いケースが多いです。
また外資系であることも多く、セールスの人が来ると
「このビジネスのスキ〜ムであれば、アプライアンスのセレクションがクリティカルで…」
と雄弁に語り始めてしまったりします。
ミツユビ工房は、小さな機能でも対応しますし、日本語で分かりやすくご説明することを信条としておりますので、ご安心ください!
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