こんばんは。
今の時代、ITシステムの世界では、昔では考えられないほど「お互いに連携」することが簡単になっています。
今回は簡単に使えるようになった「システム間連携」について、実例を交えながら書いてみたいと思います。
Twitter BOTの中身
Twitter BOTという言葉をご存じでしょうか?
予め書いておいた文章を、自動的にTwitterに流す仕組みのことです。
Twitterは一般の人も使えるシステム間連携をかなり早くから取り入れている企業で、それを使って個人の方々が自動投稿の仕組みなどを作られています。
このように、何かの仕組みと連携するために用意された入り口のことを、APIと呼びます。
そして今では、有名なサービスは殆どこの仕組みを持っていて、かつ作り方を解説した説明書も、一般に公開されています。
意外と身近なAPI
上に挙げたTwitter以外にも、LINEのメッセージ送信やgmailの送信なども、APIが用意されています。
また、クレジットカードの支払いや●●Pay系の決済システムに接続するAPI、会計システムとの連動APIというものもあります。
(お金が関連するAPIの解説は、一般の方は見ることができず、業者と契約して初めて見せてくれるという場合もあります)
例えば店舗でクレジットカードや●●Payを使ってお支払いいただいた時に、その情報をそのまま会計システムに送り、紙の伝票処理を省略するということも、今や簡単にできる時代です。
中でも特にオススメ「ログイン連携」
その中でも特に私がオススメな連携機能は「ログイン連携」です。
小規模なお店で独自に立ち上げられたサイトに「ユーザー登録」があったりするのですが、私は実は少しためらいつつ登録しています。
といいますのも、ユーザー情報の機密管理は想像以上に難易度が高く、あっさり外部に流出してしまうこともよくあります。
よく「パスワードの使い回しはよくない」と言われますが、その実態は
機密情報の扱いが甘いサイトがあると、パスワードが流出した時に、他に使っているところのパスワードとして使われてしまいますよ
という意味があります。
しかし、有名な企業の提供しているログイン機能は、事故が起きないこと・悪い人たちに狙われ得ることを事前に考慮し、それ専門の人も配属されているので、自分で管理するよりも安心して使えます。
また、お客様側からの視点で見ると、新しいパスワードなどを再度入れることなく、普段よく使っているサービスのパスワードを覚えておくだけで済むという利点もあります。
全部入れも可能!
さらに素晴らしいことに、ここ数年で急速に、ログイン連携の仕組みが「ほぼ同じ」になりつつあります。
Androidをお使いの方ならGoogleアカウント、iPhone/iPadならAppleID、LINEやTwitter、FacebookやYahooなど、それぞれ少しずつ差異があれど、似たような仕組みで「ログイン連携」できるようになっています。
自分のショップサイトではパスワードを持たず、上記のログイン連携を全部入れしてユーザさんに選択いただくということも、今は現実的に可能な時代になっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿