2025-09-13

何歳まで働く?

先日、ある方とオンラインミーティングで久々にお話しました。
去年まで弊社にお仕事を依頼いただいていた会社側の方で、現在は別の会社に転職なさった方です。
ふと私のことを思い出していただき、お声がけいただいたそうなのですが、つい私のお喋り癖?が出てしまい、なんかずーっと私ばかり話していたような・・・その節は失礼いたしました。

その方も含めてですが、私は時々「歳の割に若く見えますねー」というお言葉をいただきます。
ありがたい面もあるのですが、実は「単に子供っぽく見えている」だけの部分もあり、若い頃は逆に苦労しました。
30年前、最初に就職した会社では、時代的に中小企業などではそれほど厳密に身元確認などしない緩い運用がよく見られた時代なのですが、それでも「君、本当に未成年じゃないよね? 基本的に採用はするけど、未成年だと会社側が罰則受けたりするからさ・・・一応、年齢の分かる公的書類を持ってきてくれる?」とまで言われました。
今でこそ加齢で若干老け顔になったことで、相手からの警戒?も少し薄くなってきたのですが、子供っぽい見た目で40代に入るくらいまでは時々苦労してきたので、なんだか複雑な気持ちです。

さて、とはいえ仕事を始めて概ね30年経過。
やはり同年代からは、そろそろ引退したい(FIREとか表現されたりします)という声が聞こえてきたりします。
必然的に自分自身も「いつ引くか?」を考えてしまったりします。

でも結論としては「少なくともあと30年は続けるかもね。そうすると今は折り返し点に過ぎない」くらいに思っています。
なぜか。
いわゆる日本の戦後に定められた定年や年金支給開始年齢が、なぜその年齢になったのかを考えてみたのです。

少し古いかもしれませんが、2019年に厚生労働省が出しているデータを見ました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-02-01.html
(簡単な検索で見つからなかっただけで、最新値はどこかにあるかもしれません。)
このデータによると、1955年の男性の平均年齢が63.6歳だったようです。
ここは私の推測が混ざる部分もあるのですが、60歳という定年退職の年齢・65歳という年金支給開始年齢って、
・そろそろ寿命だよね・・・ある日突然死亡されると会社が混乱するから、一旦仕事やめてよ。
・長く生きちゃったりすると貯金厳しくなるから、そこは国が保証するようにしますよ。平均より前に亡くなった人の積み立て分があるから、バランスは取れるでしょう。
という意図があったのだと思います。
つまり、60歳・65歳という数字は、あくまで「平均寿命を挟んだ前後数年間程度で設定した数値」であったのではないかと。
そのような話し合いがなされた議事録が残っているのかまでは調べきれませんでした。

しかし、それから何十年も経過して、平均寿命は20年弱伸びてしまったのに、60歳・65歳という数値だけが一人歩きしてしまったのではないでしょうか。システム開発の仕事をしていると、このような数値をよく見かけます。数字だけが残り、その数値がどのような経緯で決められたのかという情報が欠落してしまい、引き継いだ人が迷って手が付けられなくなってしまうという現象です。

仮に、60歳・65歳が「平均寿命を挟んだ年齢」だったとすると、現在の平均寿命に置き換えないと同じ条件にはなりません。
では現在の平均寿命に当てはめてみると、同じ厚生労働省のデータを見ると
・平均年齢は2019年で81.4歳
・そうすると、あくまで今時点の老人の方を基準にしても、80歳が定年で、85歳から年金生活?
くらいになります。
この数字だけでも、50歳手前の自分にとって、「実質定年」は30年先です。
30年経ったら更に平均寿命伸びちゃったりして、更に5年程度上積みになるかも。
全然、引退とか何とか言ってる年齢じゃないですよ! ほんとに・・・仕事で時々悩まされているものと同種の問題がこんなところにも出ていたとすると、複雑な心境です。

そんなわけで、(突発的な事故などがなければ・自分の愚かな振る舞いで会社を潰したりしなければ、ですが) まだ30年はこの仕事続けていそうです。
実際のところ、子供の頃に見た50歳の人物像は、相当衰弱した人のイメージでしたが、全くそんな気配を自分に感じていないです。
自分だけでなく、同年代の方を見回しても、みんな元気ですよー。全然引退とか考える年齢じゃないですよー。

自分自身にも言い聞かせている部分もありますが、ちょっと寂しいので(笑)、50代近辺の皆さん、まだ折り返し点ですから、お互い歩み続けましょう!
若い世代の皆様におかれましては、おじさん達、まだ30年は動くみたいです。それなりに長い期間ですが、お付き合いいただけますと幸いです。

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