2024-08-23

いないのだから考える

さて、従業員がいなくなって、自分一人になりましたが・・・

気軽にはなったものの、何もかもを一人でやる必要があります。
(以前は依頼できていたか? むしろマイナスでしたが)

で、今の時代、AIが盛ん。
どこまでAIができるんだ? ということを試しています。

まずは事業計画系。
こういう事業をするときに、何を抑えればいい? と聞いてみました。
すると、ちゃんと出てきます。
適切な価格設定まで出てきます。
これは採用決定ですね。

次に、デザイン系。
サンプルの画像1枚作ってよ、は、さすがにできませんでした。
ただ、既存画像をアップロードして
「この素材を使った資料を作るとしたら、どういうキーカラーがいいか教えて」
は、方向性を5つ挙げた上でぱっと出てきました。
これまでの自分は「配色が苦手」(というか、どうすればいいか分からなかった)ので、これも採用決定。

そしてプログラミング系。
これは以前から使っていたのですが、ある程度コツを押さえれば使えます。
・「全部作って」は、さすがにできません。
・こういうプログラム書きたいんだけど、シンプルな書き方教えて、はできます。いわゆるリファクタリングには最適です。
・このプログラム作ったんだけど、こんなエラーメッセージのバグが出た、も、案外見つけてくれます。デバッギングもだいたいできます。

こうしてみると、案外できてるじゃないですか。
400万円ぶっとばした後なので、人雇うのがマジで馬鹿らしくなってきました。

但し、ですが、これは殆どデスクワーク系です。
私の持論ですが、フィジカルワーク系(物や体を動かすもの)は、当分代用できないでしょう。
むしろ、今デスクワークやってる人は、どんどん職がなくなっていって、反対にフィジカルワーク系の方々は高給取りになるかも・・・とか思ってます。

ショッギョムッジョ(諸行無常・ニンジャスレイヤー用語)ですね。

2024-08-20

ないもんは、ない!

さて・・・
弊社、お金が大ピンチです。

とりあえず先月まで大出血していたところを塞いだり、売却価値のあるものは極力お金に変換しているのですが、それにしてもきつい。

過労だの何だので新規受注が滞っていた上に、業態上入金サイクルが何ヶ月も先になるので、止まったら危険な業種です。
お客様の中には「前払いしましょうか」「分割払いしましょうか」と、とてもありがたいお言葉をかけていただく方もいらっしゃるのですが、本質的な解決にはならないという点で、お願いしますとは言えず。

さてどうするか・・・

今のところ考えていることは2つ。
・人手を介さなくても自動構築で立ち上げ可能なサービスを作る。
・3Dプリンタを久々に掘り起こして物販。

今のところ1つ目はちょっと思いついているところがあります。それ用のクレジットカード決済アクアィアラーの契約も締結済み。頑張って作ってみるか。

2つめの3Dプリンターは、いい商材見つければ何かあるとは思うんですよねー。
でも、鉄道模型用のトイレとかは絶対に作りません。社員のアイデアだったとはいえ、あれはマジでトラウマ・・・全部廃棄でしたよ、まったく・・・

仕方ない、寝よう。寝たら何か思いつくかも。

2024-08-18

悶酢多亜

 おはようございます。

・・・と、書いておりますが、昨日まではげっそりした顔をしてました。

その理由は・・・あえてこう書きます。
悶酢多亜社員
の存在でした。

これはもう・・・想像を絶するものでした。
全てがマイナスの方向に働きます。
せめて、せめて1円でもいいから利益が出てくれれば存在価値があるのですが、そこは悶酢多亜、給料もってくだけでなく、ありとあらゆるものを持っていきます。

しかも一時、2タイプの悶酢多亜が存在しました。
Aタイプ ・・・ 典型的な悶酢多亜。口癖は「全然ダメ」「パワハラ」
Bタイプ ・・・ 一見大人しい。注意すれば「ごめんなさい」と言うが、表面上だけで何も改善しない。

どちらも共通していることは
「赤字がドバドバ出ます」。
うちの会社の場合、二人合わせて400万円。
うちの会社なんて年商たかだか知れているので、まあ「半分以上持って行かれた」と思って頂ければ。
どうやって暮らしてたかというと、
・個人資産の持ちだし(いわゆる事業主借)
・公庫や信金から貸してもらえる、多少の借金
の二本立て。

もう昨日までは、この世から消えていなくなることしか考えていませんでした。

でも、やっと昨日、何とかなりました。
預金残高スカスカですが、とりあえず毎月の大量出血は止まりました。

この件については反省点がいろいろあるのですが、主立ったところは
・特にコンピュータの仕事、人にやらせようという発想は極力排除!
・たとえバイトでも、雇用契約は危険! ここは日本の法制度をもっと議論すべし。
・半年程度の離職が多い人は激ヤバ。特に「有休が発生する頃に辞める人」は狙ってやってると思うべし!
・それでも必要なら、タイミーとかのほうが絶対いい! 目先ちょい高くても、リスク分は確実に減る
といったあたりでしょうか。

まあ過ぎちゃった物は仕方ない。
とりあえず速攻で離職票たたきつけてやるぜ!

2024-08-03

餅は餅屋、どころではなく。

 本日自省したこと、および、最近のIT業界に対する若干の挑発? 的な内容を書きます。

最近、IT業界で「フルスタックエンジニア」という言葉がよく使われています。
簡単に表現すると「自分、なんでもできますよ」という意味です。
でも、ちょっと待った!
本当に何でもできるんですかね?

私の専門は「アプリケーションエンジニア」と言われる仕事です。
家を建てる例で申しますと、柱とか間取りの設計、といったところでしょうか。

でも、家を建てたことがある方ならご存じかと思われますが、一軒の家を建てるにも、様々な専門の方がいらっしゃいます。
・まず、元々古い家が建っていたりすると、それを解体する方
・解体したら、土質を調べて基礎をどう打てばいいかを調べる方
・実際に土質を検討の上、適切な基礎杭を打つ方
・基礎杭を元に、コンクリートの基礎を作る方
・その基礎の上に、柱を立てる方(このあたりくらいが自分の範囲?)
・柱に壁を付けていく方
・コンセントの配線を付ける方
・ガス工事の方
・上下水道の配管の方
・屋根を張る方
・壁紙や床など、内装を作る方
・基礎以外の階段など、外構を作る方
・それらを全てチェックし、予定通りに作られているか検査する方
と、本当に様々です。

それは別の業種だから違うだろう? いいえ、コンピュータのソフトも、似たようなものです。
それゆえに、なんでもできますという意味の「フルスタックエンジニア」という言葉、眉唾物だと思ってます。

前回のブログに、自分の失敗談を挙げましたが、それは正に「自分でもできるっしょ」とか甘く見て失敗した例です。上記の例ですと、柱の設計する人間が、基礎くらい作れるっしょと調子に乗って失敗した例ですね。本当に自社サイトでよかったです・・・

そのようなことを何度か経験している故に、なんでもできますという「フルスタックエンジニア」という言葉には「ちょっと待て〜、一言もの申〜す」(エガちゃん風)と言いたくなります。

もうちょっと学術的な話をします。
「ダニングクルーガー曲線」というグラフがあります。

これは何かと申しますと、少々知識を囓ると「オレスゲー」的に自信が急上昇します。
しかし、もっと学んでいくと・・・囓った程度では到底先に進めないと実感し、かえって学ぶ前よりもガクっと自信が無くなります。
でも、それでも学び続けると、少しずつ自信がついていきます。
しかし、当初の「オレスゲー」までには至りません。

私は、「フルスタックエンジニア」を自称する殆どの人は、どのジャンルにおいても初期段階の「オレスゲー」で止まってるだけだと思っています。
悪い言い方かもしれませんが・・・イキってるだけのガキです。
難しいところは、イキってるだけの人物と、本当にすごい人、どうやって見分けるかです。
そこは私も答えが出ていないのですが、(本当に凄い人には申し訳ないのですが)本当に全部がプロフェッショナルとしてこなせる人は「世界に数人」レベルだと推測されますので、基本的に「自分、フルスタックエンジニアです」と豪語する人は、避けて通るのが無難では無いかと思います。

ITの専門外の人には難しい見極めですが、
・何が専門ですか? と聞いてみて、明確に回答できる人
・専門外のことについて尋ねてみて「ちょっと専門ではないので・・・知り合いに頼ってみます」くらいの謙虚さのある人
が、最大公約数的に信頼できる技術者の方ではないかと思います。

以上、一技術者の見解ですが、ご参考にいただければと思います。