2020-09-26

課題、いろいろ。

まだまだ準備段階の状況ではありますが、ミツユビ工房の活動について知り合いの方にお話すると、興味を持っていただけることが多々あり、ありがたく感じております。

しかし、その思いも、翌日になると
「これは解決しなくてはならない課題が多いな」
という思いに変容しています。

今日は、その課題について、幾つか記したいと思います。

曖昧すぎてイメージがわかない


やはり、
IT化というけど、実際にどう変わるの?
どんな仕組みが手に入るの?
という点については多くの方から質問いただきます。

私は1990年代後半から2000年代初頭にかけての
ITバブル → バブル崩壊
の過程を、業界内で間近に見てきた世代のため、その時代の
「ITという言葉が目的化してしまった状態」
は本当に避けなければならないと痛感しています。

ただ、それに対する答えは未だ見つかっていません。
今から見つけていくしかないのかもしれません。

入力自体が困難


以前のブログ記事にも書きましたが、IT化するには先ず「何かを入力」しなくてはなりません。

しかし、IT化がなかなかできない状況を観察していると、
・こんなところにパソコンやスマホ端末置いてたら壊れるな
・壊れる以外にも、衛生面など別の理由で端末を置いておけないな
・スマホやタブレット端末に至っては、反応しない/誤反応起こすよな
という現場が沢山あるように思います。
一言で表現すれば、市販のIT機器は、物理的な意味で、まだまだ軟弱です。

そのような状況にどう対応するか?
「やはり機材そのものを作る必要がある」
という思いが強くなってきています。

幸いにして今の時代、クラウドサービスに留まらず、
電子部品や素材系もネットで簡単に手に入る
時代になってきています。
(ただし、名前や型番が分かれば、ですが)

先日、本当に趣味かつ気まぐれで「レーザー加工機」というものを買ってしまい、プラスチックの板を切断したりしていたのですが、これは想定外の先行投資になりそうな予感がしています。


地域密着型で売上をどう伸ばすか


これも多くお寄せいただいている疑問で
IT化でどうやって売上を伸ばすことができるのか?
という課題があります。

おそらくは、いわゆる「デジタルマーケティング」の領域かと思います。
もちろん、広告費を湯水のごとく使えば、認知度は簡単に上げることができます。
ただ、その費用に見合った売上が出るのか? というと、それは別の問題で、特に地域に根ざした商いの場合、全く効果は出ないでしょう。

また、あまりデジタル機器がお好みでない層の方の買い物についても、IT化を上手く適用していく必要があるようにも思われます。

更には、小規模な店舗の場合、仕入れ・在庫にムラが出てしまうようでは、かえって経営面で逆効果になってしまいます。
そこをどう上手くバランス取りしていくか、研究すべき点は多いように感じています。


まだまだ課題は沢山ありますが、裏を返せば
「掘り起こせていない需要が、そこにある」
とも取れます。

新たなチャレンジは疲れるかもしれないですが、やってみる価値はありそうだと思う所存です。

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