ミツユビ工房での活動を開始するにあたって、当面一人で活動するのだから覚えておかないとなぁと思っていることが幾つかあります。
その中の一つに「スマホアプリ開発」があります。
私はもともとサーバ開発のエンジニアなのですが、スマホアプリを使って操作するのが当たり前のような時代ですので、アプリもシステムの一部として捉えなければなりません。
ですが、勉強するには、それなりの手間暇がかかるもの。
自分で覚えないでいいのなら、それに超したことはありません。
それにも増して、今年くらいから急激に「プログラムを作らなくてもアプリが作れる」というサービスが活発になってきているのです。
ノーコードアプリ
一般の方がプログラムと呼んでいるものは、技術者の間では「コード」と呼んでいます。
その「コード」が無いので、ノー コード アプリと呼ばれています。
実際にデモなどを見てみると、確かに画面操作だけで作っている様子です。
うまく使えるようであれば、「仕事を作る仕事はしない」のポリシーに則って、依頼主の方で作っていただくのが一番安上がりですよ、と案内することもできそうです。
しかし、まだまだ「詳しくはお問い合わせください」と書いてあって詳細が分からないものも多い状況です。
また、ある程度情報が公開されているサービスもあるのですが、実際見てみると、2つ壁がありそうです。
壁その1: 英語
今のところは、まだ英語圏で作られたサービスばかりのようです。
これはIT系の宿命なのですが、先進的な取り組みは英語圏で行われていることが多く、かつ仮に日本人の方が作っていたとしても、世界を狙いにいくとなると、やはり情報発信は英語が基本になってしまうので、日本語の情報が不足してしまいます。
更に悲しいことに、プログラミング言語は「英語の文章に近くなるよう考えて作られている」ことがほとんどなので、英語が分かる人はプログラミングも割とすぐに覚えられます。
(英語が苦手な技術系の若者は、プログラミング覚えると思って英語勉強してもよいくらいですよ!)
日本の独特な状況かもしれませんが、英語の情報に一般の方が手を出すのは、ちょっと難しいように思います。
壁その2: どのみち「情報設計」は必要
これはシステム開発の仕事を長年続けてきて思うことなのですが、やはりプログラミングをなさらない方は
・情報の繋がり方、繋げ方
・情報のまとめ方
を意識されていない方が多いです。
あえて「意識しない」と書いたのですが、実際のところお話を聞いてみると理解されていることが多く、
「当たり前でしょ? なんでそんなこと言わないといけないの?」
という方は、とても多いです。
さすがにノーコードアプリも、現時点では「言わないでもできる」レベルまで対応していないようです。
そこにAIをつなげて解決しようという試みもあるようですが、どうなるのでしょうか。
もうちょっと先かな・・・
ざっと見た感じ、現時点では
「表計算ソフトで頑張っているなら、こういうサービスを使うのもいいかもね」
くらいでしょうか。
曲がりなりにもソフトウェア開発を仕事にしようとしている私にとっては、
「やっぱアプリの作り方覚えるしかないかな」
といった状況です。
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